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噛み合わせ
噛み合わせ
噛み合わせの異常は、顎関節の痛み、口を開け閉めしたときの雑音、開口障害などの症状を引き起こす他にも、肩こり、腰痛、耳鳴り、難聴、頭痛などを引き起こします。噛み合わせた時に上と下の前歯が閉じない(隙間がある)場合は、「開咬」と言われる状態で顎関節に負担が多いがわかっています。口呼吸になることも多く二次的な弊害が出てきます。
臼歯の部分で下の歯が上の歯よりも外側に出ている場合は、「交差咬合」といわれ、下顎の動きが規制され顎関節症になり易いことがわかっています。
また、噛み合わせが深く下の前歯が上の前歯に隠れてしまう場合は上記と同様に下顎の動きが規制され、やはり顎関節症になり易いことがわかっています。うつ傾向の方はこの咬み合わせが多いのが特徴です。
このような症状え持ち、西洋医学的な診査診断により異常を認めない場合、原因は咬み合わせの異常、正確には「下顎のずれ」によって引き起こされていることが多いと考えられています。
構造医学の理論では、「下顎は姿勢のセンサー」といわれています。即ち、下顎が前に出れば姿勢が前に傾き、後ろに引っ込めば後ろに傾きます。左右にずれれば姿勢もそれぞれ左右に傾きます。細かくは前後、左右、上下の偏移が考えられます。
例えば、平均的に見ると歯は年齢とともに徐々に喪失していきます。そうすると咬み合わせは低くなり下顎が前に出てきます。それにともなって姿勢も前に傾きます。
高齢者になると多くのの方は奥歯が無くなり下顎が前の出てきます。それに伴い体は前に傾き、杖を使う人が多くなります。
顎によく適合した入れ歯や、インプラントなどにより歯の欠損を補充し、確りかめるようになっている方は、姿勢の乱れはあまりありません。高齢者でも矍鑠とした方は咬み合わせが良く、確り咀嚼できる方が多いのは事実です。
ところで、首や肩、腰が痛くなったり、難聴、耳鳴り、視力低下などが起きるのでしょうか。
その人の理想とあうる下顎の位置と、普段使っている咬み合わせの下顎の位置が違っていると下顎や顎関節の回りの筋肉や神経(運動神経や知覚神経)にストレスを生じさせます。
例えば、顎の回りの筋肉のストレスが凝りや痛みとなり、さらに肩へと影響します。肩が背中に影響し、腰まで痛くなるという連鎖です。
難聴、耳鳴りは顎の関節の後ろには内耳神経といって聴覚を司どる神経があります。
またその近くには視神経も走行し顎の関節のずれでそれらの神経が圧迫され、各症状が現れます。
個人個人の症状はそれぞれの顎のずれの程度やその方向、また各個人の比較的弱いところに発症してきますので、必ずしも一定とは限りません。しかし、体の異常が軽度なため西洋医学的アプローチでは見つけることができません。
顎のずれを直し、咬み合わせを改善すると、これまでの症状が楽になる方が多いのは事実です。
それではなぜ、このように改善すのかを考えます。もちろん顎のずれの修正が筋肉や神経のストレスを軽減させるのですが、それだけではありません。顎のずれが、人体の「気」の歪みをも生じさせます。これらを修正すると気の流れも良くなり、症状が改善していくと推察できます。
基本的概念をまとめておきます。
1.顎位(基本的に上顎に対する下顎の位置関係)の偏移(ずれ)は体の形態と機能に異常を生じさせます。
2.顎位を生理的(ヒトという生命体にとって相応しい)な位置に戻す(ヒトの体は本来直ろうとします)
ことにより機能や異常も正常になろうとします。
3.顎位の修正により生理的な咬み合わせを作ることができます。合わせて健康美も得ることが可能です。
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2011/10/24
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