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歯牙移植

歯牙移植
治療理念 自分の歯をできるだけ残したいと希望しても、その残っている自分の歯や欠損の状態により難しい場合があります。

一般的に、抜歯後は両隣の歯を利用してブリッジや義歯を使うことにあります。骨の状態が良く治療費もかけられればインプラントという選択肢もあります。

臼歯を抜歯した時に親知らずが状態良く(歯周病は進行しておらず、虫歯などに罹っていない)残っている場合その歯を使って移植することが可能です。これを歯牙移植といいます。

手術の方法としては、先ず病気の歯を抜歯、その後に移植に使いたい歯を抜歯し(通常は親知らず)、移植する部位に移植歯が納まるようにするために、周りの骨の形を整えます。
移植後は、歯が動かないように安定させるため縫合糸やセメントで固定を行います。通常であれば2週間~1ヶ月程度で固定が完了します。

40歳位までは適応可能で5年成功率は90%位ですが、それ以上年齢が高くなると格段にリスクは高くなります。
かなり長く持つこともありますが、平均で10年位が目安となります。
長持ちしない原因として考えられることは、歯根膜の微細な損傷が挙げられます。
親知らずなどの移植歯を抜歯するとき、歯根膜に応力がかかるのでどうしても損傷してしまいます。
さらに、移植操作の時に空気中の高濃度の酸素に触れてしまうので、酸化還元反応などの化学反応が起きてしまうことが考えられていますが明確な理由は分かりません。


歯牙移植のメリット
1.健康な歯を削る必要がない。
2.自分の歯なので生体拒否反応がない。病原体の混入の可能性はなく安全性が高い。
3.他の治療法と比べると治療費が比較的安く、保険適応となることもある。
(保険適応となる可能性があるのは、親知らずを移植する場合のみです。)


歯牙移植のデメリット
1.条件に合った健康な親知らず、または移植歯が必要。
2.予後が不安定。(平均で5~10年程度)