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横浜市磯子区の根管治療

2011年05月07日

虫歯が進行すると細菌が歯の内部の神経(歯髄)まで達してしまいます。
その場合、神経を除去して根の部分(根管)の掃除を徹底する必要があります。
このように、歯のうち歯茎の中に存在する根の部分の治療を根管治療と言います。
この部分は複雑な構造をしており、さらに肉眼では良く見えないため、非常に難しい治療になります。

虫歯に掛かった場合、歯の表面はエナメル質という結晶が安定した構造をしていますが、歯の内部は象牙質という構造をしており、隙間のある構造をしているので菌がひとたび入り込むと細菌が繁殖しやすいという特徴があります。

アメリカのプライス博士はその隙間に菌が入り毒素を出し続けそれが体内に吸収され、心臓、腎臓、肺などに病気を引き起こすと提唱しています。
さらに、その歯を治すと障害も改善されたと報告しています。

体の健康維持・増進のためには根管治療は非常に有効な治療と考えられます。
実際、歯の治療をした後、非常に体調が良くなった方や、現代人に非常に多い鬱状態が軽減したり、治った方も多くいます。
さらに癌の進行を食い止めたり、治癒が促進したケースも報告されています。
体の調子が悪い方は、根管に病気がありそれが大きく影響しているかもしれません。

治療には根の内部の虫歯菌で侵された汚れを取り除き、さらに感染している象牙質を部分をできるだけ取り除きます。
さらに隙間を密閉することが重要です。これを「根管充填」といいます。
それには、化学的に非常に安定している、充填剤(一般的にはガッタパ-チャ)を使用します。
数週間経過すると根管の周囲にセメント質が再生し治癒に至ります。
しかし、密閉度が低いとなかなか再生しません。
密閉の方法としては「垂直加圧」と「側方加圧」があります。
諸説ありますが、垂直加圧が予後良好といわれています。

最も大切なことは、虫歯にならないように日頃から適切なブラッシングによるプラークコントロールを心がけ、もし罹った場合は大きくなる前に早めに治療することです。